前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

やわらかチベット本

チベットはお好き?」後藤ふたば 
「ぼくのチベット・レッスン」長田幸康 
「あやしいチベット交遊記」 長田幸康 
両氏とも同じ65年型。ほぼ同時期にチベット本を複数執筆している。
長田氏は現在もチベットを日本に紹介する仕事をされている。
アイラブ チベットHP http://www.tibet.to/


チベットはお好き?」はタイトルのイメージと違って、90年代始めの無茶な旅の記録。ビザなし国境越えをしながら、自問自答の繰り返しが記されている。漢人嫌いの旅行者がチベット人を褒めちぎる場面に何度も出合ったらしく、素直に疑念と弁護側につく自分に戸惑うところがある。この視点は長田氏の著書にも見られる。それだけ長く現地に居ないとステレオタイプな民族観は拭えないかも知れない。
確かに、自治区へ国の政策で移住した漢民族も元々は貧しい出稼ぎなのだ。


曼荼羅の見方など少しは覚えて行こうと思っているが、一向に頭に入らない。「あやしいチベット交遊記」にラサではインド映画のレンタルが普及しているとのこと。ありがたや旅のプランが具体的になる。