鉄道軌道工(初心者歓迎）

殺しても死なない２０代前半に鉄道軌道工見習いを３箇月やった。
色々教わったのに本職になろうというつもりが始めから無くて申し訳ないと思いながら、昼夜問わない肉体労働にゴールを設定したからなんとか持った。

鉄道の線路の敷設、交換、修正など思い出すだけで重い疲労が甦る。
主な仕事は保線。昼夜問わず。工事現場でよく使われている重いＴ字型のブレーカーを引き摺ってレール脇の敷石に刺して振動でレールの平行、角度を修正する。一番近い分電盤から太いコードを延長延長での作業。列車が通る前に合図され、重い機械を持ったままもの凄い勢いで逃げる。

古いタイプの木製枕木の交換では肩に担いだ、途端に視界がモノクロに・・・。一本９０キロあると後で聞いた。コンクリ製ＰＣ枕木は流石に二人でようやく動く。都内の地下鉄新線も何キロか雑用をした。
各国の強制労働に欠かせない業種だけあって、癖のある人達の集まりだった。あの経験があるから、今の疲労がなんちゃって級なのだ。