学級日誌
「おとなはどうして苦〜いコーヒーを飲むんですかあ?」こども電話相談室を聴きながら自転車で新宿高島屋『タイムスリップ昭和展』へ。消息筋と待ち合わせて併設の給食カフェへ直行す。
去年、スジャク氏の長編「学校給食を軸とした、ニッポン食文化変遷史」id:sujaku:20040627〜で、脳に滋養をもらっていた事を思い出す。
現物の割高感も「授業料」だからとナダメ、アルマイトの盆に盛っていく。
瓶牛乳 150えん
ミルメーク 50えん
コッペパン 150えん
鯨の竜田揚げ 400えん
カレーソース 300えん
ノスタルジー税50円
計 1100円
以下、読みずらい感想。
アルマイトのボコボコ感と、集団監禁されているような鈍い色感が悪くない。これは患者さん(オレ)が学校に鬱屈した記憶が強いからだ。
学校机は大人の体型に無理でも、実際長机を並べた空間は味気ない。外観よりも想定の範囲内だったのは、現代のサービス業の枠からは外れられないこと。雑味を除去した食品。給食係役の小奇麗なかたち。給食の時間に必要な無駄と匂いが足りない。
流石にお客に食器を洗えとか、牛乳くさい雑巾で拭けとは言えないだろうけど。そこが「ごっこ」の限界。お客様は神様ですの呪縛。
それでも現実は盛況だったので、自分の感想はズレているのだろう。
やあサービスレスを売りに『社会主義食堂』を開店して潰してみたい。