前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

世界のCMフェスティバル2002第三部

DVD化されている三年前の世界のCM集を観る。第三部には、
ニューヨークを題材にしたCM16本と、ペプシのCM9本など、
計70本近く収録されている。


「TRUTH」禁煙キャンペーンCM(米) 
オフィス街の大手タバコ会社ビル前にトラックで大量の死体袋(中身が膨らんだ)を山積みする集団。「タバコは毎日1200人もの人命を奪っている」とメガホンでアジる。ここまでやる好戦的なスタンスに日本人は退くと思う。


アムネスティ・インターナショナル」(仏)
キャンパスに模した白い壁や床に赤い血が飛び散るシーンが延々続く。最後に「150カ国で拷問は公式な芸術」とテロップ注目させることは成功しているけど、主催者の「嫌悪せよ」的表現は苦手。


「ラ・テルセーラ」(チリ)
リーフレットによると発行部数15万の日刊紙とか。
様々な人々が、新聞を模した二つ折りの大きな白い紙を開くと、そこに当人の心の姿が描いてダブる。公園で子供をやさしく抱きかかえる中年男の手前で紙が開かれると、犯罪者の証明写真と被る。その他幸
せではない様々なバリエーションが展開される・・・・・。
最後に「真実はいつもわかるもの。ラ・テルセーラ 新しい声」


新聞がこの千分の一でも魅力があったら・・・・