前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ベルリン忠臣蔵 85年西ドイツ

バブル期にミニシアターで観た。「笑える」と宣伝コピーは逆効果で、この監督の日本偏愛にうすら寒い気分を味わった。
この頃からB級を謳った映画紹介が流行り、それに乗って映画館からビデオ屋のカルト棚まで漁っては観ていた。家族愛や恋愛モノとか駄目な体質なので、こうなるのは選択なしの進化だった。
「B級」とかいうレベルではなく、十数年も後を曳くこの居心地の悪さ。愛するジャポニズムというか・・・、禅とコミューンというか・・・、
「それ違う!」と玄関先で断りたくなるワールド。
外務省は世界各地に「日本庭園」を造って文化事業をしているが、映画の中で出てくる妙に凝った日本庭園はその類なのだろうか?