前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

「ある歌い女(め)の思い出」

「ある歌い女(め)の思い出」 チュニジア・フランス94年作品
監督ムフィーダ・トゥラートリ(イスタンブール映画祭大賞。47回カンヌ映画祭カメラ・ドール特別賞受賞。)

フランス統治末期、チュニジア旧王室の宮殿に囲われて生きた女たちの物語。


国際交流基金主催なので文芸色の強い映画が紹介されるのは当然なのだろう。ただ、昔のインド映画紹介の様に、サタジット・レイなど現地であまり観られていない文化人受け作品などで停滞し、大多数の娯楽映画が長年紹介されなかった事を思うと・・・
映画を通してその国を理解するという試みは取っ掛かり易いが、危険もはらむ。


チュニジアは地中海に面した風光明媚で温暖な処と聞く。
過去日記に書いた別監督の「ラグレットの夏」の方が祝日向けの映画でしょうか。