前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

娯楽とプロパガンダの境界

こんな馬鹿げた考察は世間的には「ひねくれ者」で片付けられるだろう。
しかし、ここ数日のニュースや駄文の流れで自動書記す。


ご存知ハリウッドの娯楽映画などに、アメリカ賛美はアリキタリ。
振り返れば能天気な戦争映画の山。通称「テロとの戦い」のエピソードⅠともいえる
ランボー怒りのアフガン」とか、なんでこんなの見せられなきゃいけないんですか?
と洋画の配給会社に長年の恨み節・・・。
只、それらの陳腐な作品を覆す傑作もあるので憎みきれない。
マルクスブラザーズの「我輩はカモである」から最近の「ワグ・ザ・ドック」まで。


「ワグ・ザ・ドック」98年作品はダスティン・ホフマンロバート・デニーロの共演、
豪華キャストなのでレンタルビデオにも置いてある、深夜にTV地上放送もされている。
内容は「ドキュメント戦争広告代理店」ISBN:4062108607ーリー。
ブラックジョークてんこ盛り。よく撮れたなと思うのは、臆病者の私感か。 
本の解説、洞察をしているサイト→低気温のエクスタシー


北朝鮮のテコンドー時代劇映画「怪傑ホン・ギルトン」(86年作品)は香港ワイヤーアクションに勝る良い出来だった。「大怪獣プルガサリ」と同様に海外の技術スタッフを招待して作られた(現将軍様も口を挟んで)。随分前にビデオで観ていた。当時は、朝鮮の国の宝物や娘たちを盗みに来る悪役という設定の、日本の忍者達が滅法強かったり、正確な日本語を使う丁寧な作りに感心した。
でも後から考えると、昭和三十年代の帰国事業で祖国へ帰った二世たちに映画で「お頭、上玉ですぜ!」と日本語で言わせたり、主役の紫頭巾「真実の人ホンギルトン!」(←自分で言う)までが帰国した在日だったと知ると、凄い空間の捻れた愛国映画だと思う。真実の人が既に粛清されたりしてないことを願う。続編が観たいので(ミモフタも無いぞ)。
ホンさまが見れます→http://www.cnet-ta.ne.jp/dprkj/