前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

時に喜び、時に悲しみ

Kabhi Khushi Kabhie Gham...(2001)
(深夜館内スケッチ)
210分作品という観る前からのプレッシャー。
02年の映画祭でも上映されたためか、空席が目立つ。先週と同じく369席中1/3弱くらい。
月末の六本木金曜夜なので終電に乗り遅れた酔狂な客とか・・・一人も検知せず。
(すぐ傍の繁華街では何人も路に潰れまくってたっス)
この豪勢な作品は、音楽もカメラワークも凝っていて長時間はそれほど苦にならない。
先週別作品で不満だった音響も好く響いていた。タブラの音とかリアルに再現してくれるともっと魅力が増すと思う。デジタル録音と民族楽器は相性が良いので。
只、金曜昼に働いて仮眠も取れずに観たお客には深い同情を・・・
コンディションを考えると「朝までインド映画」にはトータル1日半くらいかかる?

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★作品内容と深い解説は再びこちらで。
HPひんでぃーマサラこれくしょん「時に喜び、時に悲しみ」
http://www.h2.dion.ne.jp/~namaste/col_K3G.html
映画スター豪華出演と過去作品の絡み、業界の血縁関係。
英国での人気ぶりと興行収益まで。下にストーリー解説。


★映像で「Kabhi Khushi Kabhie Gham」ストーリー紹介のサイト
http://park7.wakwak.com/~urmiracle/kabhi/kabhi2.html
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(雑感)精神混濁カスタムライト・・・
弟役リティック・ローシャンはモデル系美男子。長身を活かしたダンスの巧さ。
超絶技巧にインド人もビックリ(ベタ)な褒めようがない上手さ。
金髪ボディコン(死語)ダンサーズを引き連れてロンドン中で踊りまくる。
この構図の失笑を買いそうな危さも、完全に白を圧倒して際立っている。
流石は元祖ジプシー、芸能の民。


英語圏との言葉と文化の混ざり具合に、映画とはいえ未だに当惑する。
大富豪一家の家族愛。泣かせどころは色々創り込んであったが、涙腺が緩んだ箇所は、使用人の「ばあや」が、素性を隠して居候している青年が、昔お屋敷で面倒をみてた「お坊ちゃん」と気付くところ。


ロンドン留学先での珍妙なキャンパスライフ。皇室アルバムではありえない映像。
70年代の少女漫画にも珍妙なキャンパスライフは在った。大学生活=ファンタジー
後半目立つ、海外在住インド人へ向けた激烈な「祖国を愛せ」のメッセージに
暫し悩む。「愛国と誇り」はインドでは当たり前の事と教わったのに。
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朝方、映画館を出てラジオをつけると「イラクで日本人人質らしい死体発見」の一報
湧き出す雑念を振り捨てて自転車で帰る。
◎一報から14時間経って死体は別人とニュースあり。米軍は粗忽長屋か?