え〜な め〜な で〜か!
94年コルカタ(カルカッタ)のメトロシネマで観たオモシロ映画が
ネット検索で海外向けDVD販売されていることを知った。
旅の手帳には『映画館は(旧)文芸座を広くした感じで古い』
・・・・・・・地球の歩き方でも10年前の情報は載せまい。
Eena Meena Deeka 1994作品
主演は3人。Vinod Khannaと、この頃風貌が「井上順」の
Rishi Kapor「アマル・アクバル・アントニー」の二人と
ヒロインにJuhi Chawla。「ミスターインディア」モガンボ様役の
Amrish Puriの名前まである。
ストーリーはコメディ主体の現金強奪ドタバタ逃避行。
ただ、警察と乞食集団に追われるというところが凄い。
濃すぎて細かい反則ギャグ満載。言葉が分らなくても死ぬほど笑った。
ボンベイ(現ムンバイ)の公道いっぱいの乞食さんたちの凄いダンスロケ。
オカマダンスなど、話のあらゆるクスグリに不具者が道化役として暴れ回る。
94年夏のインド滞在中に観た中で「1942」と共に傑作だった。
これを観れた事に感謝。
内容が内容だけに日本じゃ公開なんぞ無理だろう・・・・と思ってたら、
去年の2003年五月に大阪の深夜枠で放送されてた!!大丈夫か?
否。こういう心の自主規制が集団の閉塞感を作りだすのだ。
自主規制と放送時間枠で相当カットされたと思われるけど、
「ラガーン」クリケット風雲録でも不可触民のカチュラが生まれつき
不自由な手で、フォークボール投げてチームを救ったりする。
型破りな娯楽映画をもっと観たい。