前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

何かが起きてる

ストーリや見所の詳細はこちらで。
ヒンディーまさらコレクション「Kuch Kuch Hota Hai(何かが起きてる)」
http://www.h2.dion.ne.jp/~namaste/col_KKHH.html
★字幕が松岡環さんでした。インド映画の布教者に感謝。


豪華オールスターキャストでも、狭い世界だす。監督も二世だし。
ヒンディー映画をそんなに観れない自分にも、使いまわしに当惑もあり。
今回も、良い意味でバイオレンスな「カランとアルジュン」の配役とダブる。
特別出演サルマン・カーンの役回りは、「ミモラ」を思い出してしまう。
子役達のダンスと演技の上手さは流石です。ジプシー劇団ひまわり

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作品の感想よりも、観客の欲求とインド映画について色々考えてしまう。
スーパーに買い物に行っても考えてる。どうかしている。


毛色は違うが、以前ソビエトロシア映画専門の『キネカ錦糸町』が存在した。
90年の半年間のみ(泣)4回くらいしか行かなかったし。
国内でインド映画専門の映画館は無理なのだろうか?
過去の傑作を上映すれば『ムトゥ踊るマハラジャ』止まりのイメージを
壊すのは簡単だろうと思う。配給の問題が大きいのか・・・


六本木ヒルズの映画館で観たのも、余計雑念を呼んだかも。
最新型映画館で音声が妙。長いインターバルと、突然機械の故障で中断も「インド」感の演出か?まだまだデリーの大型映画館とも程遠い。地方都市の映画館で大ヒット作を観るのが一番楽しいと思う。そこまで六本木で要求するのも傲慢だ。
微笑ましいのは、館内のインド映画好きが島状に点在して、あちこちで雑談、ディープな話題はまるで昔観た寄席の通な客みたいだった。開放系マニアに期待。


以前にも上映された作品で、深夜スタートの不利もあり、館内は4割も入らず100人強くらい。
上映時間が長いのも、映画館が渋る理由だろう。本場では、たっぷりがサービスなので、日本でメジャーにするには「時間」の問題がある。
日本人のインド映画フアンは何を求めているのだろうかと考える・・・。
個人的には、ダンスシーンがめちゃめちゃ凝ってて、リズムに乗れば、満足っス。
ヒーローやヒロインが超絶綺麗で、芸達者ならもはや『物語』まで欲を言うまい。