本朝ドーパミン放出
濃いコーヒーを飲んで自転車通勤中にウォークマンでヌスラット・パーティのMangte Hain Karam(托鉢僧は慈悲を乞う)を聴く。久しぶりにミュージック・ハイに成った。西洋向けアルバム「シャバズ」のような全曲暴走するやうな曲も刺激的で好きだが、今日のは割合スローバラード風。音楽の好みも変わるのか、無為自然の理。
ライナーノーツで訳を読まない限りパンジャーブ語の「アラーを讃える」歌詞は解らないが、イスラム神秘主義というよりも、放浪芸極致の楽団と言いたい。キリスト教でいうアフリカン・ゴスペルに近いと思う。偶像崇拝への禁止が、表現のエネルギーとして斯様な音楽や、美しい草書体とタイルの幾何学模様を発展させていったのかとも。
いつか現地パキスタンへカッワーリを聴きに行きたい。