７日目渾沌は死んでしまった

ここ数日はお気に入りの「荘子」(岩波版）を読み返している。
「無為自然の中で遊ぶ」と教えながら、随分細かい理屈を並べて語ってる。後に世に出る禅宗の教義にも荘子の世界観は顕在する。
「臨済録」は特にお気に入り。
「妖怪変化」に惑わされる輩を罵倒しておきながら、「いつか閻魔大王に飯代を請求されるぞ！」と自爆する。ありがたい教えを聴きに集まった聴衆に向かって、「あたまのうえにあたまをのっけてどうしようというのだ、このドメクラが！」と吠える。
この凶暴な悟者には「普化」という弟子がいる。これが師匠をやたらと罵る。時代劇で御馴染みの尺八を吹く「虚無僧」は普化宗だときく。
個人的にはとても惹かれる・・・でもこんな奴らが近くにいたら超迷惑っす！