前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

鳥が教えてくれた空

鳥が教えてくれた空

鳥が教えてくれた空

鳥が教えてくれた空 と「そっと耳を澄ませば」は数少ない私有蔵書。著者は4歳で失明したが、聴覚優先の日常世界をさらりと綴っている。

雨が降ると、滴の跳ねる音で屋根の材質や街の輪郭、
放置自転車の位置まで判って楽しいこと、
日の出で空気の匂いや重さが変わること、
飛びながら鳴くカラスの声で空の高さを認識すること・・・

読み進めるにつれて、視覚優先で暮らしている者には思いもしない感覚世界に驚く。五感を持ち合わせていてもボンヤリ暮らしていると実は「今」を楽しめないのか。